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特集コラム
第2回ご近所獣医師 田邊弘子の「犬あれこれ」
正しいおやつは、家族の協力あってこそ

皆さん、ワンちゃんがかわいくて、ほんの一口おやつを与えてしまうのでしょうが、実はその一口がワンちゃんには仇になってしまうのです。 おやつと主食となるドッグフード(総合栄養食)の関係について見直してみましょう。

1)1日分のドッグフード(総合栄養食)+おやつ=カロリーオーバー
これは簡単ですよね、余計に食べれば太ります。

2)1日分のドッグフード(総合栄養食)からおやつのカロリーに相当する分を減らす+おやつ=栄養バランスが崩れる

この場合、一見問題ないように見えます。確かに、エネルギー量は適正かもしれませんが、おやつが栄養的に偏っていると必要な栄養素に過不足が生じてきます。おやつの量が増えれば増えるほど栄養バランスがどんどん崩れていくのはお分かり頂けますよね。

肥満のワンちゃんはもとより、肥満が問題にならないワンちゃんもおやつは、多くても1日の必要エネルギー量の10%以内に抑えましょう。

おやつの減らし方

一度に沢山与えない
  例えばドッグビスケットを一度に一枚丸のまま貰うのと、四分の一を二度貰うのとでは、四分の一でも二度貰うほうがワンちゃんは嬉しいのです。
家族で協力する
  家族全員が、家族の一員であるワンちゃんの1日の食事量を理解して、余分なおやつを与えないように協力しましょう。
食べ物以外のご褒美を用意する
  ワンちゃんにとってのご褒美は必ずしも食べ物とは限りません。飼い主さんにほめられることはおやつ以上のご褒美なります。
総合栄養食をおやつにする
  1日分の総合栄養食からおやつの分を取り分けて、それをおやつとして与えるという方法もあります。これなら、おやつの分が何カロリーだから、ドッグフードをどれくらい減らして、といった計算をしなくて済みますし栄養バランスが崩れる心配もありません。

主食となるドッグフード(総合栄養食)を与えている場合、特にその他のものを与える必要はありません。

おやつなしでは味気なく思われる飼い主さんに、何が何でもおやつを止めましょうとは言いませんが、与える場合には質を吟味して、量も1日の必要エネルギー量の10%以内に抑えるようにしてください。もちろん、獣医師から栄養指導があった場合は、必ずその指示に従ってください。

参考)ペットフードは、ペットフード公正取引協議会の定めた「ペットフードの表示に関する公正競争規約」の中で、その目的により、(1)総合栄養食、(2)間食、(3)その他の目的食、の3つに分類されています。 総合栄養食とは「主食として、ペットフードと水だけで健康維持や犬の成長に必要な栄養素を過不足なく摂取できることが確認されたフード」のことです。

田邊弘子
日本大学卒業。動物病院での勤務を経て、現在ダイレクトワンの明るい相談窓口として活躍中。犬の食事やしつけに関して一般の人にわかりやすく伝えようとこのコーナーを担当することに。「みなさんと同じ目線でワンちゃんと楽しく暮らせる情報をお届けします」と意気込みを語る。

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