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ドッグフード Home > Net Pocco > 特集コラム > 第3回 おやつはしつけの第一歩!
特集コラム
第3回:ご近所獣医師 田邊弘子の「犬あれこれ」
おやつはしつけの第一歩!

『犬はもともと群れを組み、タテ社会を形成する動物』ということをご存知でしょうか、そして犬にとっては、群れのメンバー間の順位が大変重要なことであるということを。
家庭で飼育されているワンちゃんは、自分と飼い主さん一家を1つの群れと捉えています。『犬は群れの中で順位をつける習性がある』ということを意識しないでワンちゃんと接していると、飼い主さんが取った何気ない行動が原因で、ワンちゃんが自分のほうが飼い主さんより順位が高いと勘違いし、飼い主さんに噛み付いたりするコマッタちゃんになってしまうことがあります。

ワンちゃんに「飼い主さんより自分のほうが順位が上!」と勘違いさせてしまう原因となる飼い主さんの行動はいろいろありますが、今回は、やってはいけない例を挙げて食事や食べ物に関わることについて解説したいと思います。

×ワンちゃんの食事が飼い主さんより先
→犬にとって食事は順位が高いものからするものです。ワンちゃんの食事は飼い主さんの後にするか、飼い主さんの食事とは関係ない時間帯にしましょう。

×ワンワンと鳴かれたことをきっかけに、食事を与える
→ワンちゃんの指示に飼い主さんが従ったことになってしまいます。
鳴かれるまま食事を出すことはせず、『座れ』・『待て』といった指示を出し、それにワンちゃんが従ってからお食事にしましょう。

×いつでも食べられるように食事はいつも出ている
→これでは、せっかくのしつけのチャンスを逃していることになります。食事を毎回与えられることで、ワンちゃんは『この人が、美味しいご飯をくれるんだ!』と飼い主さんに信頼感を持ちます。信頼できなければ、ワンちゃんは飼い主さんを上位とは認めません。

×テーブルから食べ物を与える
→与えたくなる気持ちはよく分かりますが、しつけの面からも、栄養の面からもいいことはないのでテーブルから食べ物は与えないほうがいいでしょう。

×しつけのご褒美は必ずおやつ
→しつけのご褒美に毎回必ずおやつを与えていると、おやつを持っている気配のないときは、飼い主さんの言うことを聞かなくなってしまうことがあります。ご褒美は徐々に“褒める+おやつ”から“褒めるだけ”に切り替えていきましょう。

田邊弘子
日本大学卒業。動物病院での勤務を経て、現在ダイレクトワンの明るい相談窓口として活躍中。犬の食事やしつけに関して一般の人にわかりやすく伝えようとこのコーナーを担当することに。「みなさんと同じ目線でワンちゃんと楽しく暮らせる情報をお届けします」と意気込みを語る。

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