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特集コラム
第4回:ご近所獣医師 田邊弘子の「犬あれこれ」
健康に過ごせる理想体重を目指して

肥満は、心臓病、がん、関節疾患といった病気の原因になったり、そういった病気を悪化させたりします。しかし、肥満に気をつけた方がいいからと、むやみに愛犬を痩せさせたりするのはよくありません。痩せすぎも肥満と同じくらい問題になります。大切なのは愛犬が健康的に過ごせる体型・体重を維持することです。

そのために、まず愛犬の体重と脂肪の付き具合を知りましょう。

脂肪の付き具合のチェックにはボディコンディションスコア法(以下、BCS法)という方法が用いられます。結果は次の5段階に分類されます。

  1. 重度の削痩(さくそう)
  2. 体重低下
  3. 理想体重
  4. 過剰体重
  5. 肥満
理想的体重についての解説
  • 肋骨は少しの皮下脂肪を通して触ることができる
  • 尾の付け根は滑らかな形を保ち、多少厚みがある
  • 全身骨格は薄い皮下脂肪を通して触れることができる
  • 骨の突起も僅かな皮下脂肪を通して容易に触れることができる
  • 6ヶ月齢以上の犬では横から見ると僅かに腹部は巻き上がり、上から見ると均整の取れたウエストが観察される

これらにすべて当てはまれば、理想的な体重といえます。

BCS法でのチェックと体重測定、この2本柱で愛犬が痩せているか太っているか判断しましょう。太っていることが確認されてから、初めて痩せることが必要になります。

超小型犬をより小さくしておきたい、あるいは大型犬だが大きくなりすぎると面倒だからといった理由で食事を無理やり減らすようなことは絶対しないでください。生まれ持った体質以上にワンちゃんを小さくすることは出来ません。無理に小さくしようと食事を減らしても、小さくてかわいいワンちゃんではなく、痩せて貧相な犬になるだけです。

田邊弘子
日本大学卒業。動物病院での勤務を経て、現在ダイレクトワンの明るい相談窓口として活躍中。犬の食事やしつけに関して一般の人にわかりやすく伝えようとこのコーナーを担当することに。「みなさんと同じ目線でワンちゃんと楽しく暮らせる情報をお届けします」と意気込みを語る。

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