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特集コラム 第14回:ご近所獣医師 田邊弘子の「犬あれこれ」待つ身の辛さ

スーパーや銀行などの駐輪場の柵などにリードで括られて、飼い主さんがご用の間、しばし一人でお店の外で待っているワンちゃんを見かけます。今回は、この『スーパーの前での待つ犬』ついて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

やっぱり、ちょっと迷惑かも

飼い主さんそれぞれの判断で自転車置き場の柵や、植え込みの木の根元につなぐと、他の人の通行の邪魔になったり、植え込み等の生きた木に繋ぐことや、外では暑くてかわいそうだからと冷房の効いた店内に入れて待たせることは、完全なNGです。

犬が怖い人がいる

犬が怖い人にとっては、例え3キロに満たない超小型犬でも、猛獣のように感じます。ましてや、大型犬(闘犬や、軍用犬に用いられるような獰猛なイメージの犬種ならなおさら)で、しかもその犬がよく吠えたりすると、ほとんどの人が怖いと思うでしょう。

過剰に構う人がいる

ワンちゃんの気持ちなどお構いなしに触る方がいます。ワンちゃんも自衛のため、思わず歯を剥くということもあるでしょう。でもこの場合でも、ワンちゃんが人を咬んでしまったら、責任は飼い主さんにあります。

意地悪な人もいる

悪意を持ってわざとワンちゃんに危害を加えてくる人がいます。足を踏んだり、蹴飛ばしたり、わざと脅かしたり・・・。弱いものいじめをするような人は、人目につかないところで巧妙に犬に危害を加えるのでたちが悪いです。

私個人は、ワンちゃんをスーパーの店先につないでおくのはしない方が良いと考えます。散歩時間の節約など理由はあるでしょうが、犬を飼うというのは、犬から気持ちの潤いを得る見返りとして、飼い主さんは自分の時間を削ってでも犬の面倒を見る責任があると私は考えます。
お店から出てきた飼い主さんを、愛犬が千切れんばかりに尻尾を振ってお出迎え。飼い主さんの顔を見た瞬間、愛犬が喜べば喜ぶほど、それだけ一人でいたときに不安な思いでいたことの裏返しでもあるのです。

 

田邊弘子
日本大学卒業。動物病院での勤務を経て、現在ダイレクトワンの明るい相談窓口として活躍中。犬の食事やしつけに関して一般の人にわかりやすく伝えようとこのコーナーを担当することに。「みなさんと同じ目線でワンちゃんと楽しく暮らせる情報をお届けします」と意気込みを語る。

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