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ドッグフード Home > Net Pocco > 特集コラム > 第20回 子犬を産ませてみようかな

特集コラム 第20回:ご近所獣医師田邊弘子の「犬あれこれ」「子犬を産ませてみようかな」

ワンちゃんに子供を産ませてみたいと考えている飼い主さんも多いかと思いますので、今回は犬の繁殖についてお話しましょう。

犬は安産!?

犬は安産であると、皆様思っているかも知れませんが、これを鵜呑みにしてはいけません。品種改良の進んだ現代の犬、超小型犬(チワワなど)・短頭種(ブルドッグ,パグなど)などは特にお産が難しく、その他の犬種であっても、人手によるお産の介助や時には帝王切開が必要になる場合があります。
うちのワンちゃんがお年頃だし、適当なお婿さんも見つかったから、「子どもでも産ませてみようかな」と、安易な気持ちで繁殖をすると、可愛い子犬を見るどころか、母犬を失うことになりかねません。産ませてみたいと思ったら、具体的な話が進む前に、繁殖について、かかりつけの獣医師に相談されることをお薦めします。

諦めることも考慮する

繁殖するにあたって、母犬(となる犬)が繁殖に適した健康状態であるかのチェックが必要です。妊娠は母犬の体に負担をかけるので、健康状態が良好でなくてはなりません。
また、遺伝的疾患について、実際に今その病気が発症していなくても、その因子を持っている(あるいは持っている可能性のある)場合は、繁殖には適しません。(母犬だけでなく、父犬もです)
その他にも、何か繁殖に適さないことが判明したら、あれこれ、理由をつけて無理にでも繁殖をさせようとするより、潔く諦めることが必要です。

首尾よく妊娠!

さて、交配が上手くいったとして、実際に妊娠しているかどうか分かるのには、エコーでの検査で約2週間後以降、何頭お腹に入っているか数えられるようになるのはレントゲン検査で約6週間後以降となります。
妊娠が分かったからと、「犬が産まれたら、あげるね」と、あまり先走って約束してしまうと、先方をガッカリさせることになる場合もあります。
まずは無事産まれるよう、母犬のケアをする、出産時のケアの仕方を予習しておく、かかりつけの病院が時間外の対応が難しい様であれば時間外に見てもらえる動物病院を探しておく、などの準備が必要となります。また、主に愛犬の世話をしている方(それはお母さんでしょうか)が留守でも、他の家族が対応出来るようにしておくことも大切です。

田邊弘子
日本大学卒業。動物病院での勤務を経て、現在ダイレクトワンの明るい相談窓口として活躍中。犬の食事やしつけに関して一般の人にわかりやすく伝えようとこのコーナーを担当することに。「みなさんと同じ目線でワンちゃんと楽しく暮らせる情報をお届けします」と意気込みを語る。

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