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特集コラム 第23回:ご近所獣医師田邊弘子の「犬あれこれ」「責任を持って飼育するということ」

愛犬の安全は配慮のうえに配慮してもしすぎるということはありません。ちょっとした不注意から愛犬がいなくなってしまうのは、大変よくあることです。事例を挙げて、その対策について考えていきたいと思います。

お庭からの逃亡

しっかり繋いでいた“つもり”なのに、逃げてしまったというケース、相当数に登るのではないでしょうか。
さて、あなたの愛犬はしっかり繋がれていますか? これを機会に一度、係留の状態をチェックしてみてください。
●不適切な用具ではないか
お散歩用の引き綱等、犬が喰いちぎってしまうことが出来る素材のもので係留、チョーク、半チョーク等外れる可能性の高い首輪での係留など。
●管理は十分か
また、お庭で飼う場合は、係留するものに注意するだけでなく、万が一それらのものが壊れても、愛犬が逃亡できないように、塀や門扉なども、這い出せない(あるいは飛び越せない)ようなものにするほうが望ましいです。

室内犬だから安心?

犬も年を取ってくると認知症(痴呆)が出てきますので、いつもしないようなことをしたり、出来ていたことが出来なくなったりします。
まず第一に、お家から勝手に出ることが出来ないようにする。室内飼育のワンちゃんが、飼い主さんの気づかないうちに逃げてしまうと、お庭で飼育されているワンちゃんより、環境の変化が大きい場合があるので、ワンちゃんの年齢や健康状態、季節によっては命取りになるリスクが高くなります。室内で飼育の場合、何もつけていないまま逃げてしまうと、保護されていたとしても、飼い主さんまで連絡が付きにくいことが予想されます。万が一のことを考えたのなら、犬に鑑札をつけるのは必要なこととご理解いただけますよね。

用心の上に用心を

もちろん、いくら愛犬が大切だからと言って、銀行の貸金庫の中にしまっておくことは出来ません。愛犬の逃亡に対して、1つで完璧な方法というのはありません。でも、いくつかの方法を組み合わせることで、リスクを下げることは確実に出来ます。ご家庭の事情を考慮しながら、ベストな方法をどうか考えてください。

田邊弘子
日本大学卒業。動物病院での勤務を経て、現在ダイレクトワンの明るい相談窓口として活躍中。犬の食事やしつけに関して一般の人にわかりやすく伝えようとこのコーナーを担当することに。「みなさんと同じ目線でワンちゃんと楽しく暮らせる情報をお届けします」と意気込みを語る。

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