Net Pocco

  • 獣医師よもやま話
  • 会報誌「Pocco」
  • 犬図鑑
  • 特集コラム
  • 愛犬悩み相談辞典
ドッグフード Home > Net Pocco > 特集コラム > 第30回 病院嫌いにしないために

特集コラム 第30回:ご近所獣医師田邊弘子の「犬あれこれ」「病院嫌いにしないために」

動物病院が嫌い、出来れば行きたくないとお感じのワンちゃんと飼い主さんへ、アドバイスを少々。

いい子にしていても爪は伸びる

愛犬が悪いことをしたとき、つい腹立ち紛れに「そんなことしていると、爪切りだからね」などと言ってしまうことはありませんか。確かに、脅かし効果てきめんであれば、そう言い放ってしまう気持ちはわからなくもないですが、これはちょっといただけません。
なぜなら、どんなにいい子にしていても爪は伸びるので切らなくてはならないのです。
しつけの際に罰を利用するなら、罰として行う行為は、罰としてだけ存在する行為にすべきです。

獣医さんなら大丈夫!?

日ごろ、怖がらせておいても、動物病院に連れて行けば爪は切ってくれます。
爪切りが嫌い→動物病院に行くと嫌な爪切りをされると、すでに恐怖心満載のワンちゃんにとっては病院は決して楽しいところにはなりえないのです。
愛犬を動物病院嫌いにしないために、日ごろから、お手入れなどしなければならないことは、『楽しく!』を心がけましょう。

実は私が嫌いなの

愛犬自体は病院嫌いではないけど、動物病院に行くのがなんとなく嫌な飼い主さん、いらっしゃるかと思います。
動物病院はどこでも一緒ではありません。それぞれ特色がありますので、○通院しやすいところ ○スタッフと話がしやすいなど、飼い主さんが気持ちよく通える動物病院を選ぶことも大切です。

最後に。
飼い主さんを動物病院から遠ざける一番の理由は、通院の手間でも、費用でもなく、また獣医師との相性でもないでしょう。一番の理由は、『もしも病院に行ったら愛犬が病であることを認めなくてはならない』という恐怖心ではないでしょうか。確かに、わが子同然の愛犬の病気を認めるのは辛いことです。だからと言って、動物病院に行くのを一日延ばしにしていても、状況がよくなるわけではありません。愛犬の健康を守るのは飼い主さんしかいません。『おかしいな?』と思ったら、ためらわず、どうか動物病院に愛犬を連れて行ってください。

田邊弘子
日本大学卒業。動物病院での勤務を経て、現在ダイレクトワンの明るい相談窓口として活躍中。犬の食事やしつけに関して一般の人にわかりやすく伝えようとこのコーナーを担当することに。「みなさんと同じ目線でワンちゃんと楽しく暮らせる情報をお届けします」と意気込みを語る。

コラムバックナンバー