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特集コラム 第33回:ご近所獣医師田邊弘子の「犬あれこれ」「犬の飼育今昔」

今回は、犬の飼育の移り変わりについて。

飼育環境の変遷

ある年代以上の方は、犬は庭で飼うものという認識があるかと思います。昨今では、犬は伴侶動物として、大型犬でも飼い主家族と同じ生活空間で飼育されることが多くなりました。室内飼育は屋外での飼育に比べ、愛犬が安定した環境で生活できることでしょう。特にここ数年の夏の猛暑は、そもそも暑さが苦手な犬にとって単に辛いということではなく、命に関わる大問題です。暑さ寒さ、風雨から守られた生活は犬にとっても長寿の要因となります。

食事の変遷

今から30年以上前の大方の犬たちは、ねこまんまを与えられていたと思われます。
今では、ドッグフードで飼育されるワンちゃんが大多数でしょう。やはり愛犬の健康を考えるなら、犬のために作られた犬のための栄養バランスのとれた食事を与えるのがベストです。犬の寿命が延びた要因のひとつとして、栄養バランスのよい良質のドッグフードが普及したことが挙げられています。

獣医学の進歩

犬に対する医療も、人の医療に引けをとらないほど、進歩しました。残念なことに、そのような高度医療を受けられる動物病院は多くありません。しかし、獣医学の進歩は大きな動物病院で受ける高度医療ばかりではありません。予防の面も同様に進歩しています。日本全国、どこの動物病院でも高レベルの予防を受けることが出来ます。
犬の予防は、狂犬病(これは飼い主さんの義務です)、混合ワクチン、フィラリア、ノミ・ダニが主なものです。たったこれだけ?と思いますか。もちろんこれだけは予防できない犬の病気は他にもたくさんあります。でも、たったこれだけの予防をすることで、今の犬たちはほんの30年前の犬たちより健康で快適な生活を送れるようになったのです。

愛犬は家族の一員

「愛犬は家族の一員」、この言葉がどれだけ、犬たちの健康と長寿を後押ししたことでしょう。家族の一員だからこそ、飼い主さんは愛犬の食事にも、病気にもより気を使うようになってきました。今までの飼い主さんたちがこつこつと築いてきたように、これからも人と犬が一緒に幸せに暮らせるよりよい社会が築けていければいいなぁ、と思います。

田邊弘子
日本大学卒業。動物病院での勤務を経て、現在ダイレクトワンの明るい相談窓口として活躍中。犬の食事やしつけに関して一般の人にわかりやすく伝えようとこのコーナーを担当することに。「みなさんと同じ目線でワンちゃんと楽しく暮らせる情報をお届けします」と意気込みを語る。

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