第1章
7歳を過ぎて現れる愛犬の変化とケア

運動機能の衰え

毎日の散歩が大事

老化によって当然、筋肉や関節が衰えてきます。
例えば、こんなことが起きてきます。

  • 長時間の運動ができなくなる
  • 今まで乗り越えられた段差が越えられなくなる
  • 素早い反応ができなくなる

飼い主さんができる愛情ケア その2

「肥満大敵-太らせないのが最大の愛情」

老齢になると筋力が弱まるので、重たい体を動かすのは一苦労。また太っていると心臓に負担がかかるのでますます動くのが負担になります。もちろん関節にもよくありません。若いころから肥満させないよう心がけてください。

「関節ケアのために動きやすい環境を」

つるつるすべる床は関節を痛めます。滑らないようにフローリングをじゅうたんに変える、すべる床の部屋には入れないようにするなどの工夫が必要となります。また、足裏の毛のトリミングをしたほうがすべりづらくなります。

爪が伸びすぎていると歩きづらくなり関節を痛めます。適度な長さに切ってあげてください。

段差の部分をスロープに変えるのも一案です。特に胴長犬種にとって段差は腰を悪くする原因となります。胴長犬種は若いころから段差を避けたほうがいいでしょう。


「散歩は時間・コース・ペースをいつも同じに」

老齢になってあまり動きたがらなくなったからといって、お散歩を控えたりすると、ますます運動機能の低下を招いてしまいます。

今ある運動機能を衰えさせないためにも、毎日のお散歩は欠かさないようにしましょう。

老齢犬のお散歩心得

規則正しい生活のためにも決まった時間に行きましょう。

コースも歩きなれたコースがいいでしょう。目、耳、鼻にも老化が現れてきた犬にとって、知らない道を歩くのは恐怖の連続です。突然知らない犬に吠えられたり、自動車がいつもより多かったり、いつまで歩けばおうちに帰れるのか不安になったり・・・。健康のためのお散歩で寿命の縮まる思いをさせたのではしゃれにもなりません。

ペースもいつも通りがよいでしょう。飼い主さんの都合で『今日は散歩のついでにスーパーに寄って』というのは好ましいことではありません。

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7歳から始まる犬の老化。ドッグフードもシニア用に!

※この内容は2005年9月発行の「愛犬シルバー手帳」に基づいております。