第2章
気をつけたい老齢犬の病気

愛犬が認知障害になったら…

犬にも認知障害が!?

犬にも認知障害(痴呆)が起きます。

原因は脳の老化です。脳の細胞が衰え、知性、感性、体をコントロールする機能が低下していくことで起きます。

認知障害が起きた犬は以下のような行動を取るようになります。

  • 名前を呼んでも無反応になる
  • 昼寝て、夜中に起きる
  • 全てのことに興味・関心をなくす
  • うなだれてとぼとぼ歩くようになる
  • 一方向に前進しつづけ、逆戻りすることができなくなる(部屋の角やテーブルの下などで動けなくなり、クゥーンクゥーンといつまでも鳴く)
  • 一ヶ所でグルグル回り続ける
  • 一本調子で鳴き続ける
  • 夜中、むやみに鳴きつづける
  • 嗅覚だけに頼り、やたらに臭いをかぎまわる
  • 粗相をするようになり、やがてどこでも排泄するようになる
  • 食べまくる
  • 時間・場所、人や周囲の状況が分からなくなり混乱する
  • 徘徊する

また、このような行動を、止めようとしても止まらないのが認知障害の特徴です。

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あやしいなと思ったら

愛犬に認知障害を疑わせる行動が起きたら、まず動物病院で診察を受けることをお勧めします。異常行動の原因が、何かの病気である可能性もあります。その病気の治療をすれば異常行動がおさまる場合もあります。

認知障害だった場合でも、状況に応じたアドバイスや投薬を行ってくれるでしょう。

しかし、認知障害の特効薬は今のところありませんので、対症療法になります。異常行動がうまく緩和される場合もありますが、あまり効果が上がらない場合もあることを知っておいてください。

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迷子札をおすすめします

迷子札をつけましょう

認知障害のワンちゃんは学習したことも忘れてしまいますので、今までだったら出て行かないドアの隙間から外に出て、帰れなくなりそのまま迷子になります。万が一のために、迷子札をつけておくことをお勧めします。

迷子札はペンダントタイプがいいでしょう。最低限、名前・電話番号を記入してください。犬鑑札をつけていれば身元は分かりますが、役所が休みの日は問い合わせができないので連絡に時間がかかることがあります。


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7歳から始まる犬の老化。ドッグフードもシニア用に!

※この内容は2005年9月発行の「愛犬シルバー手帳」に基づいております。