第2章
気をつけたい老齢犬の病気


病気予防のための避妊・去勢手術

避妊手術・去勢手術ともに、望まない妊娠を避けるためにする手術です。しかし、早い時期に避妊・去勢手術した場合、雄なら前立腺や精巣、雌の場合なら卵巣、子宮、乳腺に起きる病気を予防することができます。

避妊・去勢手術
〈去勢手術をした場合予防できる主な病気〉
  • 精巣の腫瘍
  • 前立腺腫瘍をのぞく前立腺疾患(前立腺肥大、前立腺炎)
  • 会陰ヘルニア
  • 肛門周囲腺腫
〈避妊手術をした場合予防できる主な病気〉
  • 卵巣嚢腫、卵巣腫瘍
  • 子宮蓄膿症
  • 乳腺腫瘍(但し、初回発情前に卵巣を摘出した場合)

避妊・去勢手術をすると、太りやすくなるというデメリットがあります。

しかし、肥満に対しては、エネルギー摂取量を控えて適度な運動をすることで対応することができます。

避妊手術や去勢手術は元気な体にメスを入れるということで、抵抗を感じられる方もいるでしょうが、例えば避妊手術をしなかったワンちゃんが高齢になってから子宮蓄膿症になって手術をすることになった場合、その手術のリスクは避妊手術のリスクよりはるかに高くなります。

ワンちゃんの健やかな長寿のために、女の子なら避妊手術、男の子なら去勢手術を受けておくことをお勧めいたします。


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7歳から始まる犬の老化。ドッグフードもシニア用に!

※この内容は2005年9月発行の「愛犬シルバー手帳」に基づいております。