第3章
老齢犬 飼い主さんの心がまえ


動物病院と上手に付き合う

老齢犬の疾患は慢性化することも多く、必然的に飼い主さん・ワンちゃんと動物病院との付き合いも長くなります。

信頼できるホームドクターを見つける

信頼できるホームドクターを見つけよう

今のかかりつけの獣医師とは、経済的なことなどちょっと話しづらいことも気兼ねなく相談できる関係ですか?

飼い主さんが愛犬に対して行われる医療を納得していないと、小さな不満が積もり積もって医療不信につながりかねません。動物病院に通うことが苦痛になったり、最悪の場合治療を断念する原因になったりします。長い付き合いになるかもしれない相手ですので、獣医師をしっかり見定めましょう。

また、飼い主さんの責任は、限られた条件下でも愛犬に納得できる医療を受けさせること。そのために、獣医師に対して、感情的になりすぎたり、理想のみを押し付けたり、あるいは任せ切りにしたりせず、きちんと対話ができるよう心がけてください。


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インフォームドコンセントとは

インフォームドコンセントとは、治療前の納得と合意。つまり、獣医師からは、愛犬の状態(病状)、でき得る医療の選択肢、それにかかる経費等を説明する。一方、飼い主さんからは家族の意向や経済的な条件などを出す。その上で、ワンちゃんと飼い主さんにとって選べる最善の方法を獣医師と飼い主さんが話し合って決めることです。

獣医師が専門用語を多用し、飼い主さんに口を挟む隙も与えず一気にまくし立てる説明はこれにはあたりませんね。

インフォームドコンセントにおいて、口の利けない愛犬の代弁者である飼い主さんの責任は重大です!

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愛犬を動物病院に慣れさせる

飼い主さんと獣医師が仲良くなっても、肝心の愛犬が病院嫌いでは話になりません。

年をとってからはじめて動物病院の門をくぐるのでは、高齢のワンちゃんは順応性が低くなっているので動物病院にも獣医師にもなじめないかもしれません。

病気とは無縁のワンちゃんでも子犬の頃からワクチンやフィラリアの予防といったことで動物病院に足を向ける回数を増やし、動物病院に慣らしておくことが大切です。

また、このことはワンちゃんが動物病院に慣れるというだけではなく、獣医師がワンちゃんの健康なときの状態を把握しておくことができるので、治療の際に大変役立ちます。

例えば、ワンちゃんの性格を知っていると、『触ると怒るのは痛いところを触ったから』か、『普段から触ると怒る子』なのか、といった判断ができるのです。

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7歳のお誕生日プレゼントは健康診断

愛犬が7歳になったら、全身くまなくチェックする健康診断を受けましょう。その後は、半年に1回程度の健康診断を受けるようにするといいでしょう。

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7歳から始まる犬の老化。ドッグフードもシニア用に!

※この内容は2005年9月発行の「愛犬シルバー手帳」に基づいております。