第3章
老齢犬 飼い主さんの心がまえ

介護は一人で抱えこまずに

犬の寿命も延び、慢性疾患や認知障害といったことで、介護が必要になる場合があります。

たかが犬の世話と、世間からは見られがちの老齢犬の介護ですが、飼い主さんにとってはわが子同然の愛犬の介護です。ないがしろにはできませんよね。

行き詰らないためのポイント

情報を収集する!

ペットブームといわれて久しいですが、犬の介護に関する本やグッズは意外と少ないのが現状です。今はまだ、ただ座っていても老齢犬の介護の情報がどんどん入ってくるという時代ではないので、老齢犬の介護については積極的に情報を集める必要があるようです。
動物病院で獣医師や動物看護師に聞くのもいいでしょう。犬の散歩友だちや、待合室仲間などと情報交換するのもいいでしょう。インターネットも活用してください。各種団体や大学等のセミナーなどに出席してみるのもいいでしょう。

家族で協力

家事も仕事も愛犬のケアも、全部一人でこなすのは無理な場合もあります。そんなときは、家族に協力してもらいましょう。愛犬がひとりの人(例えばお母さん)のケアしか受け付けないようでしたら、家事を代わってもらうなど多方面でのサポートをお願いしたらいかがでしょうか。

他人もあてにしよう

一人暮らしだったり、家族内でケアに限界があったりするときは他人をあてにすることも1つの方法です。
無償でみてくれるお友だちがいれば丁寧にお願いするのも手です。お金を払って専門家を頼むのもいいでしょう。ペットシッターに世話を頼む、昼間の間だけ動物病院やペットホテルに預かってもらうなど方法があります。
ただ、老齢になってから他人にいきなり預けられることはワンちゃんにとってストレスになりますので、少しずつ慣らしておくといいでしょう。

限界を決めておく
介護は家族で協力して

老齢犬の介護の際、飼い主さんが愛犬にしてあげられることは考え出すと切りがありません。『愛犬のためなら何でもしてあげてあげたい』というのは飼い主さんとしては当然の情だと思いますが、老齢犬の介護は思いのほか長期に及ぶことがあります。あれもこれも完璧にと思うと飼い主さんのほうが倒れてしまいかねません。また、経済的にもかなりの出費になります。
ワンちゃんとしても、大好きな飼い主さんが自分のためにヘトヘトに疲れてしまうのは本意ではないでしょう。
『ここまではしてあげる』という限界を決めておいたほうが、飼い主さん自身が心にゆとりを持って介護に当たれるのではないでしょうか。


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※この内容は2005年9月発行の「愛犬シルバー手帳」に基づいております。